You&有 きもの着付学院
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男のきもの Q&A

男性きもの講座 【第3回】  2008 March 1st

 *着物の着付け

  *男物着物は、つい丈なのでおはしょりをしないで着ます。 したがって内揚げをする。
  *紐、角帯は、内揚げの位置で結ぶとよい
  *体格の良い太った方は衿元をゆったりと合わせる。
  *袖の振りは女物と違い、縫い合わせこれを人形といいます。

 *体型補正
   りりしく着物を着るためには、細い人は体型補正をしっかりすることです。体型的には、細い人より、やや太っている人
   びほうがきれいに着られます。胸から腹部にかけての線が大切ですから、胸が薄くてウェストの細い人はタオルで体型
   補正をしておきます。バスタオルをぐるっと巻くとよいでしょう。 つい丈ですのでくれぐれも自分にあった寸法のものを
   着ることです。

 *長襦袢を着る
   ・長襦袢の衿は、後ろが抜き衿にならないようにつめて、前はゆったりとあわせます。
   ・細帯又は腰紐は、前は下腹、横は腰骨の上でしっかりと締めます。

 *着物を着る
   ・きものは、長襦袢のえもんにぴったりとそわせ、左右の掛け衿の長さを前で合わせ、脊中心がゆがまないように
    決めます。
   ・下前を深く左腰骨の位置まであわせ、身幅の余分なものは、外側へ折り返しておきます。
   ・下前の上に上前を少し上あがりに重ねます。衿元は長襦袢の衿がきれいに出るように合わせ、衿にゆるみが
    はいらないように、下にひいておきます。
   ・上前の衿先を押さえ、下腹にそって腰骨の位置で細帯又は腰紐を締めます。

 *帯結び(角帯)

   ・角帯は腹部よりあがらないように、下腹から腰骨の上をとおり、後ろでは少し上がり気味に結ぶと、男性的で
    りりしいきもの姿になります。

   角帯の結びには、・一文字結び(袴用) ・貝の口 ・江戸結び ・浪人流し 等があります。

 *兵児帯
   男性の兵児帯は、角帯にくらべて、普段着に気軽に結べる帯として親しまれています。
   兵児帯は鹿児島地方の方言で、若い男性のことを「へこ」といい、地方の青年が使った帯であるということから
   この名が付いたといわれています。 兵児帯の生地は変り織、縮緬、総絞りの豪華なものまであっても礼装用
   にはなりません。くつろいだときの帯とされています。


男性きもの着付

腰の周りにバスタオルを巻いて、補正する お腹が出ている方が格好がよい。

長襦袢の衿はくらない。 襟元は鎖骨から一節半あける。ゆったりと。



腰の縫い目に沿って腰紐が下腹にくるように結ぶ。(腰上げの位置)

腰紐の結び目がだまにならないようにする。皺をとる。 衿をよく引いておく



後ろの皺もとる

着物を長襦袢の上からそうようにかける。



袖をきちんといれる。人形の所を入れ忘れないよう

衿をそろえる。長襦袢の衿は細長く1〜1.5cm出す。

衿が崩れないように、きちんとひいて、腰上げにそって下腹に腰紐を結ぶ



腰紐の下のしわをとり、衿をきちっとひいておく

裾をそろえる。端がやや1〜2cm上がる程度で、並行にそろえる。

貝の口結び − 帯の手先を25cmとり半分に折る。

帯を折り返してクリップでとめる

3回(短い場合は2回)巻いた後、残りの帯を垂先の長さにあわせてとる。



あまった帯を折り返して、中にいれて巻きなおす



手先を下に結ぶ。手先は、輪(わさ)が下になるように。

貝の口出来上がり。中心より少し横で結ぶとよい。 



恰幅をよくするために、小さいタオルを下腹にいれてふくらます

タオルは少し帯びにかかるようにするとすれなくてよい

羽織りの衿は、後ろ衿廻り半分におって着る



折り目が流れるように自然にする


ちち(乳付け)に羽織りの紐をつける      




男性きもの講座 
【第2回】  2008Feb.1st

*きものの名称(女物との違い)

 着物丈:
男物のきものは、対丈(ついたけ)でおはしょりをしないで着ます。したがって内揚げ(うちあげ)をします。
         男物着丈の決め方ー首の後ろのぐりぐりから足首のぐりぐりの下までを計ります。
         女物は長いのでおはしょりをします。 
         女物着丈の決め方ー身長と同寸。 顔の部分がおはしょりとなる。
 
  袖丈:
男物 1尺3寸(49cm) 袖口7寸(27cm) 袖付け1尺5分(40cm) 袖丸なし 
      
女物 1尺3寸(49cm) 袖口6寸(23cm) 袖付け5寸5分(21cm) 袖丸み1寸(4cm)
      
男物袖の振りは、女物と違い、縫い合わせ、これを人形といいます。
     
 女物の振りは、女らしさを強調するために若い人ほど袖丈が長くなります。
         大振袖(約110cm)、中振袖(約100cm)、小振袖(約75cm)

  繰越:
男物には有りません。首にピタッとつけて着ます。
      
女物は、5分〜8分つけて、着るときに依紋を抜くと言って繰越をつけます。衿足を見せ女らしさを強調。

*着物の打ち合わせ
   
    男女とも左衿が上。 右衿を上に着るのは亡くなった時。 






男性きもの講座 【第1回】   2008Jan.14           

 男性きもの講座を始めるにあたり、まずは基本である『着物の本質について』『民族衣装・伝統文化』『着物の打ち合わせ』
 『女らしさ・男らしさ』について述べます。

*きものの本質について


着物は、直線が基本となっている衣服です。布目にそって裁ち、直線縫いで仕上げられています。
なので、たたむ時もぴったりと折ってゆくことで、薄く、四角くたためます。
洋服は、体型にあわせたデザインの衣服ですが、きものは、着付けることによってデザインされる衣服なのです。
このようなきものの特質は、着付けによってその特質を発揮できるのです。
正装や礼装の場合は格調高く帯なども豪華に着付けをし、家庭着や街着などの場合なら少し控え目なこじんまりとした
着付けがよく、特に喪装の場合などはできるだけ控え目に、帯締めのふさを下に結ぶなど、着付けによって個性を表し、
着こなしによって人格や思いやりを表現する衣服である、といえます。

*民族衣装・伝統文化


着物は、日本が世界に誇る民族衣装です。 洋服が形の変化に進歩を求め、礼装になるほど肌を露出するのに比べて、
きものは常に、すっぽりと身体をおおい、精神の充実をきものの美しさの中に表現しようとしています。

着物はあらゆる日本伝統文化の源泉です。なぜなら伝統文化を築き上げた日本人の生活というものは着物を着た生活
であったからにほかなりません。 かつて、日本の女性は、みずからの手で蚕を飼い、糸を紡ぎ、機を織って、みずからを
装いました、手作りの文化は、生活のすみずみにまでゆきわたり、人々は、その文化を次代に伝え、さらに改良し深めて
きました。 着物は、芸術的にも、文化的にも非常にすぐれたものであり、私たち現代人の生活の中に残された生きた伝
統文化そのものです。

*着物の打ち合わせ


きものは、左衿を前(外側)に、右衿を後(内側)にして着ます。 左は「火足(ひたり)」 右は「水極(みぎ)」で、火は天地
を結ぶ縦線を、水は水平の線をえがきます。火足が陽性、精神性、男性を意味するのにたいして、水極は陰性、現象性、
女性を意味するといわれています。東洋文化が精神性を重視するために、きものの打ち合わせは左衿が前になっています。

*男らしさ 女らしさ

男らしさとは、男性の肉体が示すように外に突き出し、力強く、積極的です。
女らしさとは、内にひそみ、柔らかく、暖かく、素直に受け入れて内なる働きをします。
着物は、女性をあくまでも女らしく、そして男性を男らしくする、不思議な効果を持つ衣服なのです。

女性の柔らかい、丸みのある身体を直線裁ちのきものが包みますと、着物にはその人なりの美しい線がうまれてきます。
きもの姿の女性からは、暖かい柔らかさとやさしさをうつしながら、気品にみちた女らしさを感じます。
男性のきもの姿は、どっしりとした落ち着いた雰囲気をただよわせ、自信に充ちた積極的な男らしさを演出します。






ゆかた Q&A

ゆかたを着る前に
Q: ゆかたの下には何を着ればいいですか?
A: 汗をよく吸ってくれるクレープ素材かサラシなどの肌じゅばんを着ます。
Q: 補正は?
A: 本来は肌じゅばんの上にタオルなどを挟み体型をカバーするもの。
ですが、ゆかたは手軽に涼しく着る事が大切です。必要最小限の補正として簡単なウエスト補正用タオルをつけましょう。帯周りの下の汗を取り、紐のくい込みも和らげて着心地が楽です。
Q: 着付けの前の準備は?
A: ゆかた、帯、下着、腰紐(2〜3本)、ピンチ、補正用タオルなど。
きれいなしぐさとエチケット
Q: 洋服と違い袖が邪魔です…どうすれば?
A: 手を伸ばす動作をすると、ずるずるとたくし上がり腕が見えてしまいます。
片方の手で袖口を押えてあげれば動きやすく女らしいです。
Q: きれいな立ち方、座り方は?
A: 背筋を伸ばしてすっきりと立ち、上前を押えるように手を添えるときれいです。足先は外を向かないように気をつけましょう。座る時は帯がつぶれないように浅めに腰掛けやや斜めに足を揃えます。歩く時はなるべく内股に、階段は右手で上前を少し上げながら昇降すれば裾も汚れにくく軽やかにみえます。
<痛い・苦しい・着くずれ>解消
Q: 下駄の鼻緒で足が痛い!
A: 履く前に前つぼを手で引いて少し緩ませておきましょう。履く時は親指を奥まで入れずに指先だけを入れ、下駄の先も地面につけながら歩くようにすれば指のつけ根が痛くなりにくいでしょう。
Q: トイレの時、着崩れそう…
A: ゆっくりと上前、下前と順に重ねて持ち上げ、下ろす時も下前、上前と順に下げれば大丈夫です。
裾の乱れをチェックして整えましょう。
ゆかたの手入れ
Q: シミをつけてしまいました。
A: シミのついた側にタオルをあて、石鹸水をしみ込ませたガーゼで裏側からたたき、シミが落ちたら石鹸を落とします。   小さな汚れは落ちますが、染めたゆかたは色落ちする場合もあるので、出来るだけ専門店にお任せする方がいいでしょう。
Q: 汗をかいただけなら、そのまましまっても構わないですか?
A: 時間が経つと黄ばんだりします、約一年しまいこむので専門店で洗ってもらうのが安心。色落ちの心配が無ければしわにならないように畳んでで中性洗剤で押し洗いします。日陰で干します。
Q: 帯のしわは、たたんでおけばいいでしょうか?
A: 放っておくと、しわが取れにくくなります。折り畳んでしわを伸ばしましょう。掬びじわが強い時は、裏側からあて布をしアイロンを。
おまけ
ゆかたの語源は湯帷子。室町時代、貴人が湯あみの際にまとった単衣に始まり、江戸時代には、湯上りに着る木綿の単衣として庶民の間に広がりました。 生地は木綿の平織りが定番ですが、他にもさまざまな種類があります。ざっくりした質感の奥州木綿、藍染に白が鮮やかな綿絞り、表面に畝のある絹紅梅、細かいしわが味わい深い縮、透け感のある綿絽など…。街着として楽しめる美しい生地が豊富です。 粋なゆかた姿は、着る人にも見る人にも涼風をとどけてくれるでしょう。
You&有 きもの着付学院